ゼルダの伝説スカイウォードソード

任天堂のゲームでジャンルはアクションアドベンチャーゲームです

 

このゲームはゼルダの伝説シリーズとして

Wiiで2006年発売されたゼルダの伝説スカイウォードソードのHDリマスター版

となっています当時はwiiモーションプラスリモコンを

用いた直感的な操作に特化しているのが最大の特徴でした

 

本作はWii版をNintendo Switch向けにリメイクした作品で、

『HD』という名前のとおり高画質になり、

さらにフレームレートが60fpsになって、

より美麗かつ滑らかな映像になりました。

ゲーム内容はWii版と大きな違いはないのですが、

ボタン操作に対応していたりといった新要素があります。 

 

 

 

作品概要

本作はゼルダの伝説シリーズの時系列で最も古い時代を描いたタイトルです

魔を封じる力があり退魔の剣と呼ばれる

マスターソードの誕生が物語の中で描かれるほか

ゼルダという女性が代々にわたって伝説として

語り継がれていくゆえんなど

ゼルダの伝説のはじまりが紐とかれていく作品です

 

キャッチコピーに

濃密ゼルダとうたっているようにゲームのボリュームだけでない

遊びそのものの密度に重点が置かれており、

また当時の紹介ではゼルダの伝説のはじまりの物語とされているよう

この作品がすべてのシリーズ通して時系列的に最初の物語となることが言われています

 

アートワークについて

グラフィックは印象派の絵を彷彿(ほうふつ)をさせるような淡い

タッチの色合いが特徴、人物のキャラクターデザインは

トワイライトプリンセスに近いものでもありますが

敵キャラクターや亜人族のデザインは風のタクト

神々のトライフォースでの方向性に近いものがあります

 

ゲームの流れ

 ゲームの流れは、ストーリーに沿ってフィールド&ダンジョンをめぐり、

仕掛けを解きながら探索を進めます。アイテムを入手することで

どんどん新しい場所へ進めるようになるという、

謎解きに重点が置かれた伝統的な形式の『ゼルダ』です。

 

 2017年に発売された『ブレス オブ ザ ワイルド』は、

ゼルダ』の当たり前を見直す”というコンセプトで、

この流れも見直されていました。

フィールドはオープンエアーでほとんどの場所に移動可能、

ストーリーは用意されているが決められた道筋はない、

謎解き要素はあるが解き方の手順が1つではないものも多いなど、

いわゆる『ゼルダ』シリーズのお約束の数々が見直されており、

探索の自由度がとてつもなく高くなっています。

 

ゼルダの伝説スカイウォードソードをプレイすると

当たり前の『ゼルダ』もやはりいいものだなと。

いろいろと悩みながら試行錯誤して、

うまく謎を解けた時の達成感がまた格別なんですよね。

少しずつ行けるようになる場所が増えていくのは、

自由に探索できることとはまた違ったおもしろさがあります。

 

謎解きに関しては、これまでとは違うタイプのものも多くて、

シリーズ経験者でも悩むことも。

 

 

 

 

 アクション(操作について)

 

  本作最大の特徴といえるのが、Joy-Con2本持ちによる体感操作です。

Wii版では、Wiiリモコンプラスとヌンチャクを使って操作しましたが、

本作ではそれをJoy-Con2本持ちによって再現しています

剣や盾、アイテムなどを使ったアクションを、

両手のJoy-Conを動かすことで直感的に行えます。

剣は右のJoy-Conを振る方向に合わせて、

縦斬り、横斬り、斜め斬りと変化。Joy-Conを前に突き出すと突き、

2本同時に振ると回転斬りとなります。

 

敵との戦闘は、単に斬りつけるだけでなく、

ガードの反対方向から斬る、弱点を守るもののすき間から斬るなど、

奥深い駆け引きを楽しめるようになっています。

Wii版『トワイライトプリンセス』でも、

Wiiリモコンを振るとリンクが剣を振るという要素はありましたが、

スカイウォードソード』ではそれがさらに進化した感じです

 

 敵の状態をしっかり観察して、斬る方向を見極めて攻撃。

 

敵との戦闘も、ちょっとした謎解きのような感覚で楽しめます

 

最初のうちは違う方向に剣を振ってしまったり、

思うように狙えなかったりと、もどかしく感じることもあるかもしれませんが、

慣れてくるとリンクと一体になったような感覚を味わえて、とても気持ちいいです。

 

 

普通に防いだ時は盾の耐久力が減ってしまうのですが

敵の攻撃に合わせてタイミングよく盾を構えることで盾アタックとなり、

耐久力が減らないうえに攻撃を弾き返してスキを作り出すことができるのです。

ブレス オブ ザ ワイルドのガードジャストのような感じですね。

タイミング的にはそれほどシビアではないので、

敵の攻撃の予備動作を覚えれば簡単に狙えると思います。

難しければ、左のJoy-Conを振りまくるというのもアリです

 

 

体感操作はキャラクターとの一体感が味わえる一方、

通常の操作よりプレイヤー自身の動作が多くなってしまうという面があります。

 

 

本作では、Wii版にはなかったボタンオンリー操作が追加され、

剣の操作をRスティックの弾き入力で行うことが可能になりました。

斬りたい方向にスティックを弾くことで剣を振るという、

新たな操作感覚で楽しめます。

これにより、携帯モードやNintendo Switch Liteでもプレイできるほか、

Joy-Conを振る“モーション操作”が苦手という人でも気兼ねなく

プレイできるようになりました

 

 

ボタン操作だと、縦、横、斜め方向の斬りはほぼ確実に狙った方向に

出せるのが大きなメリット。

その代わり、回転斬りはコマンド入力で、

スティックを左、右、左と素早く入力することになるので、

少々出しづらくなってしまいます。

 

自分のプレイスタイルに合わせて操作方法を選べるのはうれしいですね。

 

物語

 本作では、天空に浮かぶ島“スカイロフト”で暮らすリンクが

、竜巻に襲われて雲の下に落ちてしまったゼルダを探すため

、広い大空と雲の下の大地を行き来するという壮大な冒険が展開します

 

大空には冒険の拠点となるスカイロフトに加えて、

ところどころに浮島が点在。

ロフトバードに乗ることで大空を飛び回って探索することができ、

浮島に降り立つことも可能です。

 

大地には大きく分けてフィローネの森、オルディン火山、

ラネール砂漠の3つの地方が存在。

自然豊かで多彩なフィールドが広がっていて、

各地には謎多きダンジョンも待ち受けています。

 

冒険を進めていく中で、リンクはさまざまな人物と出会います。

女神の剣に宿る精霊で、リンクの冒険のサポートをしてくれるファイ。

自らを魔族長と名乗り、行く先々でリンクの前に立ちふさがるギラヒム。

大地でゼルダとともに行動する謎の女性インパといった

個性豊かで魅力的なキャラクターが登場し、物語を盛り上げます。

 

スカイウォードソードは、

ゼルダシリーズの時系列で最古の時代を描いた作品となります。

シリーズでおなじみとなっているマスターソード

ゼルダ姫、トライフォースハイラル王国といった起源に関するエピソードが明かされます。

 

ゼルダの世界の始まりが紐解かれる重要な位置づけとなる作品で、

ストーリー的にも見どころが盛りだくさん。Wii版を未プレイの人は、

この機会にぜひ自分の目で確かめてほしいです。

 

またブレス オブ ザ ワイルドでゼルダ初体験だったという人は、

謎解きをはじめ戸惑うことがあるかもしれませんが、

本作を手始めに伝統的なゼルダもぜひ楽しんでもらいたいな